2005年5月5日コミティア購入物件


2005年8月21日読了分

【同人誌】「姉妹の揚羽鳥」 東夷あま <スタッフWHY>

【同人誌】「八咫烏」 東夷あま <スタッフWHY>

【同人誌】「御化怪加賀美」 東夷あま <スタッフWHY>

【同人誌】「七塚参り」 東夷あま <スタッフWHY>

【同人誌】「ハナヨメニンギョウ」 東夷あま <スタッフWHY>

 5冊まとめて購入。いずれもコピー誌。基本的には、ちょっとミステリアスな風味のある、和風ファンタジー系の作品が中心。作画的には細部まで描き込んではいないけど、造形は整ってて、手を入れて描けばかなりうまい人なんじゃないかなあという印象は受けた。ちょっと艶のある絵柄だし、背景の描き方にも雰囲気がある。セリフは多くないけどしみじみした良い雰囲気で、大ゴマも効果的に使えていると思う。漫画センスの良さを感じた。

【同人誌】「乙女恋式」 ein <空事象>

 すんごい性格の悪そうな、生徒会の会計書記のメガネ男に惚れてしまった、マイペースで行動力抜群な天然女子の恋路を描いたドタバタラブコメ。いつもの上品な感じと違って今回ははっちゃけた印象だが、これはこれでイキイキしてて楽しい。ヒロインのオリジナリティあふれる不思議な性格づけた良かったです。

【同人誌】「クレイリー・オルの卵」 よみねむこ <よみねこ>

 空を飛ぶのが大好きな少女が、ある日、何者かの卵を授けられるも、それが次第に重荷となっていってついには放置することを決意するが……。垢抜けないところはあるものの、やわらかい絵柄で優しいファンタジーを構築してて読んでてほっとする味があり、好感が持てる。

【同人誌】「フシギナモノ」 アニュウリズム <シカクイハコ>

 もこもこした絵柄と、力の抜けたお話作りが気持ちいい。いつも役にも立たない発明をしている御十が、ある日、中に人が住んでいると思しき卵のようなモノを発明。中にいる人たちの会話を日々記録していくが……。不思議だけど温もりのある世界観がユニークで、面白く読めた。

【同人誌】「漫画一話」 大西あや <スタジオ四国>

 グロキュートでイタズラ心満載な作風が特徴。「ぬるぬる」という得体の知れないべちゃべちゃした物質を、学校で集めてさまざまなことに利用しているという不思議なお話。妙だけれど読んでいるとなんか気持ちがよい、触感に訴えかけてくる漫画。この人の独特のセンスはやっぱ面白い。

【同人誌】「シャンダルワ県ニャフルル市オルジョロロコ町」 スズヒヒロユキ

 ゴチャゴチャしてるけどシャレた絵柄でなかなかうまい。今は亡きネットゲーム雑誌の「コネクト」で商業デビューもしていた人らしいけど。女子高生ら、キャラが元気に飛び回っててドタバタ感がある。絵柄はちょっと鈴木みそに似てるかな?

【同人誌】「木造迷宮」三番 <アサミ・マート>

 美人だけどちょっと怖い、でもアットホームな女中さん・百目さんと、その雇い主さんの生活を描いたほのぼのホームドラマ。描線にキレがあってとても達者。背景も独自の味があってうまいし、いいですなあ。

【同人誌】「ねこたこの手帖」 騎崎ばるたん/星逢ひろ

 騎崎ばるたん(サブゼロ)と星逢ひろが中心の、合同創作季刊誌で創刊号とのこと。ただ現時点ではまだ体制が整っていないようで、星逢ひろの漫画はなし。騎崎サブゼロの漫画も扉含めて6ページで物足りない内容。発行は2004年8月。

【同人誌】「少年の時間」 山崎浩 <ワンダーワンダー>

【同人誌】「ふるさと」1 山崎浩 <ワンダーワンダー>

【同人誌】「ふしぎふしぎ」 山崎浩 <ワンダーワンダー>

 「ふしぎふしぎ」など、美麗なカラーページと、ちょっとエッチなどきどき感のあるお話で、商業誌でも活躍していた山崎浩の同人誌3冊。「ふしぎふしぎ」「ふるさと」の2冊はカラー印刷で、自然描写も美しい。「ふしぎふしぎ」には、第6話「電気イカの秘密基地」と、単行本未収録の「なんにもないとこ」を収録。「ふるさと」はモーニング増刊での掲載で、こちらも未単行本化。けっこう「あざとい!」と思うところもあるものの、しみじみした雰囲気を醸し出す作風は今見てもイイです。絵も古びてない。

【同人誌】「未来の中心で愛を叫ぶ」 村山慶 <Night-Marchen>

 以前描いていた4コマ漫画の軽妙な理屈っぽさが、ストーリー漫画で生かされてて面白かった。優良遺伝子種族イケーメンと、奴隷種族キモーメンに分れた、二億六千年後の人類を描いたギャグのようなSFのような……といった感じの物語。奴隷たちが「愛!」「恋!」という掛け声に合わせて生殖行為をさせられてるシーンとかちょっと楽しい。

【同人誌】「ショーダウン!」 はしもとしん <プロペラ>

 飄々とした日常漫画。細くて軽やかな描線がとてもシャレている。さらさらっと描いてる感じなのにうまいよなあ。

【同人誌】「真っ白な画用紙に。」 幸せ1500 <しあわせまんじゅう>

 一緒の病室で入院していた仲良しの男の子が死んでしまい、落ち込んでいた女の子が、どこからともなく現れた青年の導きで、自分で絵本を描き、それによって癒されるというお話。キラキラ感のある達者な絵柄でお話もやさしく、なかなかよくまとまっている。

【同人誌】「地獄先生エコだ!」 <地味頁>

 引っ越してきたばっかりのあんちゃんが、パンツを拾ったり、痴漢に間違えられたりドタバタ。楽しい学園生活が始まるちょっと前……という感じのお話。ほのぼのした雰囲気と、合気道をやっているめがねっ娘なヒロインはよい感じなので、機会があったら続きも、といったところ。

【同人誌】「Japanese Farewell Song Vol.10」 ショーヘー <ロホホラ>

 霊魂となった少女が、生前に関係あった人々を見つめ、名残を惜しむという感じ。白のワンピースを来た少女のイラストが描かれた表紙がわりといい雰囲気だった。

【同人誌】「のうないかれし」 三五千波 <シュトルムウントドランク書店出版部>

 相変わらずクラクラするほど、オトメというかなんというか、独特の成分が濃密に充満。お話のほうはすごく散文的で、ぶっちゃけまとまってはいないのだけど、脳内イメージがだばだばとあふれかえっている様子は独特の迫力あり。


2005年8月21日読了分

【同人誌】「27年後の未来少年コナン」 あびゅうきょ

 あびゅうきょが「未来少年コナン」の27年後を想像したり、それについての思いを語ったらくがき本といった感じ。6Pのコピー本。「コナンは一家の大黒柱として そして 妻のラナはよりよき母として 幸せな毎日を送っている…。くやしい!!」というコメントがいかにもあびゅうきょらしい。

【同人誌】「声の温度」5 おざわゆき

 自分が惹かれていた学校の先生と、母親の距離が接近して心穏やかならぬ状態だったヒロインに、さらに父親の死が追い打ちをかけるというシリアスな展開。キャラのお目目がすごく大きな、パッと見コミカルな絵柄なのに、ストーリーが読者の心に突き刺さってくる作風はおざわゆきならでは。お話はまだまだ途中も途中という感じで、先が気になります。

【同人誌】「あきれたフレンズ」 青木俊直 <ゆるゆるブックス>

 表紙の女の子のファッションがすごくバブルっぽい……と思ったら、表題作は1988年の「おまじないコミック」(実業之日本社)に収録された作品だった。喧嘩してても仲の良い、かわじくんとほたるちゃんという少年少女の恋愛が成就するまでを描いたお話。さすがに今となっては随所に時代を感じてしまうんだけど、その恋愛模様自体は微笑ましくてなんかトキめくものはあって、けっこう楽しめた。

【同人誌】「ハッピーアイスクリーム」4 果竜 <竜の子太郎>

【同人誌】「おひめさま」 果竜 <竜の子太郎>

 この2冊では「おひめさま」が面白かった。戦争で負けて孤島に流された王女様と、彼女に仕えるメイドさんの絆を描いたお話。忠誠心のような友情のような感情が、ほの暖かく描写されていて良かった。キラキラしたリリカルな絵柄も相変わらず華やか。

【同人誌】タイトル不明 堀池さだひろ <TADON MARIMO LTD>

 コミックビームで「ジ・ガレガレ」を描いていた堀池さだひろの作品集。本自体のタイトルはよく分かんないんだけど、「やや難あり」「にゃんぐる」の2本を収録。どちらも美人だけど男性恐怖症、でも女子高生をやっている王女様が主人公。「やや難あり」は学園ラブコメっぽさを醸し出してて雰囲気良好。ヘンな猫の怪人みたいなのが出てくる「にゃんぐる」のほうが、堀池さだひろらしいといえばらしいかもしれないけど。一般受けはしにくいかもしれないけど、良心的な作風であると思います。

【同人誌】「イノリの花」 祐樹ひろ <PUPEEYU’93>

 上品でスッキリした絵柄で暖かいファンタジーを描く。主人公の少年少女がかわいらしく、その二人の絆を暖かく描いているのが良かった。作画については好感度が高いので、あとはストーリー面でぐいっと惹きつけるようなものが出てくれば、といったところ。

【同人誌】「そらいろの魔法」 かやな <青の森>

 漫画自体は描き慣れているというふうではないものの、影の部分などをカケアミで描く、ほんのりファンタジーテイストな絵柄がちょっと気になった。描き慣れてストーリー構成力がついてくればけっこう良くなりそう。

【同人誌】「花火の日」前後編 しょうじひでまさ <applechard>

 平凡な少年少女が花火を見に行った日の一風景といった感じ。お話としてはそれだけだが、スッキリした絵柄で雰囲気的には好きなタイプ。

【同人誌】「コアコアココア」 ハラダソレカラ <プルシャン・プー>

【同人誌】「うたうたう」 ハラダソレカラ <プルシャン・プー>

【同人誌】「月の下カレー」 ハラダソレカラ <プルシャン・プー>

 絵柄はラフで、お話もとりとめないが、リリカルでほのぼのした雰囲気作りと軽妙な話運びに心惹かれて購入。乙女チックな空気に、食べ物・飲み物の話をからめた内容はなんとはなしに好ましい。


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