2007年9月上旬


9/9(日)9/10(月)……キザそーな遅咲き

【雑誌】ヤングキング 10/1 No.19 少年画報社 B5中

【雑誌】ヤングキング 10/15 No.20 少年画報社 B5中

 佐野タカシ「イケてる2人」。ついに小泉も、佐次に対する好意を公衆の面前で口にするまでに態度が軟化して二人はラブラブだけれど……という展開。こういう状態になったってことは、そろそろお話を畳みに来てるのかな? 森見明日「よみがえりんね♪」は第1話で出てきた前世女が再登場。これについてはラブコメ的になかなか良かった。あとやっぱり幼なじみ娘さんが相変わらずいいですね。やきもちやいてる様子がいちいいちかわいい。

【雑誌】ビッグコミック 9/25 No.18 小学館 B5中

 小林よしのり「遅咲きじじい」。巨乳娘のミキータをめぐって、じじいと孫が喧嘩状態に。しかしその喧嘩の最中に行われた授業参観で、孫がじいちゃんに挑戦状を叩きつける。今回は、じいちゃんと孫の楽しいライバル関係が描けていたし、なんだかんだいってじいちゃんが好きなんだなあと心暖まるものがあった。ある意味ベタなネタではあるんだけどホロリとさせもするいいお話だったと思う。

【雑誌】メガプラス Vol.48 コアマガジン B5平 [Amzn]

 ゆきやなぎ「妹の穴4」。ゆきやなぎといえばエロさは抜群だが、ストーリー的にはもう一つという印象があったが、このシリーズはお話もなかなか楽しい。ニート&オタクということでさんざん蔑んでいた兄が、セックスしてみたら体の相性は抜群。そんなわけでガンガンハメてくる兄のちんぽに、どんどんハマっていっちゃう妹さんの物語。今回は羞恥プレイまでさせられて、完全にやりたい放題。でも殺伐としたところはなく、明るく楽しくやりまくりなところが良いです。むっちりした肉体、喘ぎ顔なんかも相変わらずエロい。

 ねんど。「現象2〜未知との遭遇〜」。全然口をきかない不思議ちゃん少女とその彼氏の少年のエッチ模様。無口娘をなかなかかわいらしく描いている。いろんなキャラ、作負に対応できる器用さに毎度感心。みかん(R)「萌芽のしらべ」。今回はずっと一緒だった幼なじみの2人がついに一線を越えるというお話で、ずいぶんと甘酸っぱい。いつもながら陰影のコントラストが効いた、雰囲気のある絵柄で印象に残る。

【雑誌】ヤングコミック 10月号 少年画報社 B5中 [Amzn][定期購読:7andyicon

 水島空彦「苺の花嫁」が最終回。社内肉奴隷とされていたヒロインが、彼女に恋した新入社員の青年によって再び自分を取り戻す……というラブストーリー。最後は爽やかに締めくくり。途中の展開は、かなり寝取られ感があってけっこうエロかったし、しっとりした雰囲気も良かった。環望「ね・と・げ versionβ」も最終回。ネトゲで知り合って電脳世界で恋愛状態だった二人が、実は同じクラスの少年少女で……というお話。こちらも爽やか、かつきれいにまとまったと思う。

 ポン貴花田「天使のマシュマロ」。アイドルのみさきと主人公・高見が遊園地でおしのびデート。ラブラブで甘ったるいけどちゃんとエッチに仕上げる腕前はさすがで、やはり安定して良い。岸里さとし「マリ様の恋愛」。モテ系のOLがダメダメなオタク男と知り合い、実はSっ気たっぷりな彼によってMとして目覚めさせられ、どんどんハマっていってしまう。といったお話だけどお話はかなり明るいラブコメエッチになっていたし、軽い調子で読める。エロシーンもわりといい感じ。この人の作風は昔と比べてずいぶんキャッチーになりましたねえ。


9/8(土)……本舗・鰻女

【雑誌】マンガ・エロティクスF vol.47 太田出版 A5平 [bk1][Amzn]

 今号はオノ・ナツメ特集でインタビュー記事も掲載。もちろん「GENTE」のほうも休まず掲載されており、コンスタントに面白い。小粋でカッコイイですやね。志村貴子「青い花」は本編と、スピンオフ作品である「若草物語」の2本を掲載。本編のほうは杉本先輩がずいぶんちっちゃな女の子に見えましたなあ。「若草物語」のほうもなかなかキレのいい内容で面白かった。少女たちも大人の女性たちも、どっちもいいです。

 沙村広明「ブラッドハーレーの馬車」は最終回。途中までは、いたいけな少女たちが囚人たちに与えられて破壊されるまで犯され続ける実に痛々しい作品だったが、最後はわりと静かで、深い余韻を残す結末に。これはインパクトがあったし、刺激が強いけど物悲しい雰囲気もある、なかなか良い作品だったと思いますよ。12月に単行本が発売予定とのことで、まとめ読みするのが楽しみ。

【雑誌】近代麻雀オリジナル 10月号 竹書房 B5中 [Amzn]

 もりしげの萌え系麻雀漫画「朱雀」。今回はツンデレとかの人と麻雀。なんか緊迫するシーンがあるたびに、心情描写として麻雀打ってる娘さんたちを裸で描く演出がしょうもなさすぎ。大和田秀樹「ムダヅモ無き改革 大海に響くは勝利の凱歌」後編。卑怯な手を使ってくる北朝鮮の金将軍との勝負は、小泉+麻生の強力タッグにより終結。今回もハッタリききまくりの内容になってて、なかなか面白かった。ムチャで力押しな展開の連続が小気味良いです。

【雑誌】FEEL YOUNG 10月号 祥伝社 B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan

 比古地朔弥の隔月新シリーズ「日々是好日」がスタート。ど田舎で一人で暮らしていた遠縁のおじさんが死去して、その家の荷物の後始末に行った28歳OLである主人公。で、着いた家が、茅葺き屋根、囲炉裏、かまど、縁側のある昔ながらの木造の和風建築であるのを目にして、彼女はそこがすっかり気に入ってしまう。そして女一人での悠々田舎暮らしが始まる……。というわけでのんびりしたスローライフ漫画になりそう。この手の作品では、最近だと五十嵐大介「リトル・フォレスト」とかがあったけど、住居設備についてはこっちのほうが昔っぽいかな。比古地朔弥作品は好きなんで、これからの展開に期待。

 内田春菊「あなたも『奔放な女』と呼ばれよう」も新連載。内田春菊による御家庭エッセー漫画。やたら雑誌とかで「奔放な女」と書かれるのが気になるようになってきた内田春菊だけど、いくらいっても書かれるので開き直り。「こういうことやるとそう呼ばれちゃうよ」的なことを伝授しちゃうぞ〜ってな感じかな。といいつつ最初の回は、結婚離婚を何度も繰り返した内田春菊が、その過程で得た、戸籍制度についての知識を描いていくというけっこうお勉強にもなる内容。たしかにこれは前時代的で困ったもんですなー。とくに女性には理不尽なシステムだけれども、男が読んでも不合理だと思うし。あと読んでると、「たしかにこれなら『奔放な女』と呼ばれるのも無理ないわな」と思ったりもした。

【単行本】「Kiss×sis」1巻 ぢたま某 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 まだ入手難かな……? 別冊ヤングマガジンで連載中の、姉×2+弟のエロエロラブコメ。主人公である男子中学生・圭太は、血のつながらない姉のあこ&りこにかわいがられまくり、毎日アタックをかけられている状態。寝ているとベッドに二人が潜り込んで来るし、おはようのキスは日常茶飯事。それも舌まで入れてくるようなエッチいもの。マジで弟LOVEな姉2人に対し、圭太のほうもまだ躊躇はあるものの恋心を抑えきれず、悶々とした日々が続いていく……という内容。

 辛うじてヤッちゃうところまでは至っていないものの、ギリギリ寸止め状態の中で弟くんがもみくちゃにされている、激甘ったるい状態を描いていくのが本作のキモ。これがエロ漫画雑誌連載だったとしたら、当然のことながら、弟くんの理性は決壊しさっさとヤッちゃっているところであろうけれども、本作は一般誌連載。それだけにヤルところまでは行かず、キス、そして過激なシーンでもペッティングまで。その寸止め状態のまま、雰囲気だけ高めていくところが実にエロっちい。寸止めならではのエロスをだいぶ極めている。

 と、まあそのエロさがすんごく目立つ作品ではあるんだけど、ラブコメとしての楽しさもかなりなもの。とにかく弟が姉×2の攻勢を受けて、恥ずかしがったり、ときに姉たちをドキッとときめかせたりするあたりのお話は読んでて楽しい。まあ正直なところあんまり長く引っ張るような話ではないとは思うけど、とりあえず現時点ではかなり楽しんで読んでます。

【単行本】「フルセット!」1巻 梅田阿比 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]

 体が弱いこともあって田舎の学校に転校した少年・入谷くんが、転校先の学校で廃部寸前の弱小バレーボール部に入ることになり、その中で頑張って自分の居場所を見つけていく……という熱血バレーボール漫画。実にオーソドックスなスポ根漫画ではあるのだが、これはけっこう面白い。普通に熱血バレーボール漫画として楽しめるというのがまず1点。そしてキャラのかわいさを楽しむというのがもう1点。後者のほうが楽しみとしては大きいかもしれない。

 少年漫画のスポーツもので絵がかわいいというと、なんだか丸っこくてコミカルな絵柄を想像するかもしれないが、この作品についてはわりと品が良くて可憐な絵柄。そう、少年のくせして可憐なのだ。てか入谷くんがなんかヤバいくらいかわいいメガネ少年なんですよ。普通に男子中学生の格好をしているんだけど、「キミ、女装少年なんじゃないの?」とか思っちゃうくらい、素でなよなよしており、目もキラキラしている。元々体のよわっちい彼が、ボールぶつけられて目を潤ませてる姿ときたらもうたまらん。

 あとチームメートでも、入谷に負けず劣らず女の子っぽくて、シロツメクサの首飾りを作るヤツとかいるし、ちょいとボーイッシュなヤツもいるし(少年にボーイッシュってのもなんですが)。いちおう女子バレー部のかわいい娘さんも出てきますが、ソソられるとなったら圧倒的に入谷くんでしょう。作者が狙ってやってるのか判じにくい、微妙なラインであるところも良い塩梅。まああんまりあからさまに狙われると、ちょっと冷めるしね。この作品は本筋がいちおう熱血バレーボール漫画な分、「狙ってるのかな」と思える部分が脱臭されてるのが良いと思います。

【単行本】「アイホシモドキ」3巻 森繁拓真 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]

 連載は終わったけど、単行本はまだ途中のところでまったり安定。ケンカがメチャ強い女の子・相星さんと顔はそっくりだけど、性格が細かくて「女々しい」といわれてばかりの元木くん。二人のスクールライフを楽しく描写。回を重ねるごとに、元木くんと相星さんの絆が強くなっていく様子が微笑ましい。相星さんの、言葉に出すわけではないけど元木くんを信頼した、親分然とした態度が楽しい。ラブコメというよりは友情物語といいたくなる作品。

【単行本】「GAMBLE FISH」2巻 作:青山広美+画:山根和俊 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]

 最近週刊少年チャンピオン誌上で、とみにぶいぶいいわせている話題作。ギャンブルを特異とする少年・白鷺吐夢が、学園内ギャンブルで100億稼ぐとぶち上げて、さまざまな勝負を行っていくというストーリー。

 この作品については1巻の時点では「まあまあ」といった感じだったんだけど、2巻になって俄然面白くなっている。まあ1巻の時点でも、マジシャン少女の月夜野さんがいきなり全裸になってマジックを披露するとか、インパクト大なシーンはあったわけだが、この巻では表現の思いっ切りの良さやキレがさらにアップしている感がある。

 ギャンブルシーンの緊迫感もそうだけど、吐夢が突然「負けたらチェーンソーで指をぶった切る」という具合に自分の指を賭けて勝負したりとか、悪役先生の阿鼻谷の活躍ぶりが素晴らしい勢いでエスカレートしてたりとか、堂々としすぎている意味なしパンチラ(パンモロ)とか、とにかくダイナミックなシーン作りが輝き出した。また吐夢のジゴロっぷりもなかなかのもんで。

 ギャンブルにおける騙しのテクニックについては「何もそんなことせんでも……」という感じではあるけど、ここらへんはとにかくハッタリと勢いで読ます。これはギャンブルものなどで秀作を残している、原作者・青山広美の力も大きいはず。まあそんなわけで今いい具合に脂の乗っている作品。2巻になって一気にオススメ度アップです。

【単行本】「椿ナイトクラブ」7巻 哲弘 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]

 最終巻。ラストについてはいきなりぶった切って終わった感はあったものの、まあ引っ張るような話でもないし仕方ないか。お姫様少年の茜をとにかく脱がし、ぽっちり乳首や細い腰、小さなお尻を愛でて楽しむというなんだかタイヘンな作品でした。ただ煩悩方面で突っ走りつつも、お話はあくまでドタバタギャグベースだったので、いやらしくなりすぎない点は良かったと思う。カラッと明るく、勢いのある楽しい作品でした。

【単行本】「ケメコデラックス!」3巻 いわさきまさかず メディアワークス B6 [bk1][Amzn]

 ケメコおよびエムエムの秘密をめぐる話を少しずつ、ドタバタした日常を楽しく展開。いわさきまさかずのキャッチーな絵柄、旺盛なサービス精神のおかげで安定して楽しい。エムエムがだんだん主人公・三平太に対する好意をあらわにするようになって、ラブコメ的にもええ具合。個人的には幼なじみ娘のイズミちゃんを応援したいところ。巨乳だから。絵の完成度も高いし、いずれアニメ化もあるだろうなーと思っているけど、帯を見たら11/24〜25開催の電撃15年祭で重大発表があるとの由。その話ですかね?

【単行本】「すもももももも〜地上最強のヨメ〜」8巻 大高忍 スクウェア・エニックス B6 [bk1][Amzn]

 この巻では、犬塚が武道の修行を始めることを決意するも、周囲は超人だらけ、犬塚は弱っちいということで前途多難……ってな状態。虎金井天々や彼女とツルんでるらしきイケメン武道家もからんでくるし、ゴタゴタしそうな気配ではある。ただ多少シリアスな展開を予感させつつも、お話自体はドタバタにやってるので、今んとこ気楽に読めはします。


9/7(金)……ド過酷

▼日記の日付のほうはなかなか進んでませんが、ここ数日の変則更新のおかげで、だいぶ感想未記入雑誌の積み残しが減ってきました。実際の日付との誤差は、実質的にはそこそこ解消されてきたんではないかと。9月中旬分の日記については、週刊誌の感想がもうあらかた終わってるので、適当に日付飛ばし更新で行こうかと思います。
(書いた日:2007/09/22)

【雑誌】ヤングアニマル増刊 嵐 10/1 No.10 白泉社 B5中 [Amzn]

 甘詰留太「年上ノ彼女」が最終回。途中はけっこうぐだぐだした状態になった本作だけど、最後はなかなかいい感じで盛り上がった。やはりこの作品は、これでもかってくらい甘ったるい展開のときが、。甘詰留太らしい濃厚な味わいが堪能できて一番面白い。ラストのほうもいろんなことにケジメをつけて、爽やか、かつアツアツで終われて良かったと思う。「二代目はこすぷれーやー」がちょっとライトな分、嵐での次回作は濃いめなヤツを期待。

 今号では後藤羽矢子「ぎゃんぶる太平記G」も最終回。なんだかシャレにならない賭けが多い作品でした。かなりぶっちゃけたことやってましたな。あと作:原田重光+画:瀬口たかひろ「オレたま」は巻頭カラー。バイト先の憧れの女子・美奈与と正式につき合うことになった航太を見て、やきもちやきまくるエリスがかわいいですのう。最近どんどん調子が良くなってきてると思います。

【雑誌】ヤングガンガン 9/21 No.18 スクウェア・エニックス B5中

【雑誌】ヤングガンガン 10/5 No.19 スクウェア・エニックス B5中

 No.19で、勇人「はなまる幼稚園」が連載1周年&単行本2巻9/25発売で巻頭カラー。今回は杏たちが幼稚園に入ってきたころのお話と、つっちーにフォーリンラブしたきっかけを描いている。いつも変わることなくほのぼのかわいいです。カラー絵もきれいでいいです。

 小林立「咲 −Saki−」。龍門渕高校の、ほっぺ★&リボン&手錠娘が活躍。過去の回想シーンでは、ほとんど乳首見えそうな普段着の後、メイド服着させられたり、過多な装飾が目に楽しい。あとツモアガリのシーンで、腕を交差して牌を倒すポーズがちょっとイイなと思った。現実にやろうとすると、なかなかうまく決まらなそうだけど。

 No.19。読切、作:町田一八+画:小玉有起「ミチバタメモリーズ」。商店街の若い衆が、町内の水中騎馬戦で、ポロリを狙って躍動するというドタバタコメディ。かわいげのある絵柄でなかなか楽しい。なお小玉有起は、フラワーズとかで描いてる小玉ユキとは違う人(だと思います。さすがに絵がかなり違うんで)。

【雑誌】コミックバンチ 9/21 No.41 新潮社 B5中

【雑誌】コミックバンチ 9/28 No.42 新潮社 B5中

【雑誌】コミックバンチ 10/5 No.43 新潮社 B5中

 能田達規「オーレ!」。ドイツに行き、向こうのサッカーを取り巻く環境を目にした中島がいよいよ腹をくくる。さあこれからだ……と思ったら、No.43を見ると次号で最終回との由。まあさすがに欧州並のクラブにするという目標は壮大すぎて、一朝一夕ではかなわぬ夢だと思うけれども、もう少しオーレの行く末を見たかったところではあったので残念。

 No.43では富沢ひとし「プルコギ」も最終回。まあこちらは焼肉というカテゴリの中で、できることはやった感じだし、まずまずの締めくくり。この作品を読んでいると、白肉(臓物系の肉)を食いたいという欲はすごく刺激されたし、なかなか面白かったと思う。やっぱ料理漫画は「食いたい」って思わせてなんぼだけど、それは十分クリアできてたんじゃないでしょうか。

【雑誌】週刊漫画ゴラク 9/21 No.36 日本文芸社 B5中

【雑誌】週刊漫画ゴラク 9/28 No.37 日本文芸社 B5中

【雑誌】週刊漫画ゴラク 10/5 No.38 日本文芸社 B5中

 No.36掲載の渡辺保裕「ドカコック」が実に素晴らしい。「料理する土方」であるところの京橋建策が、熱き息吹のこもった料理でドカたちの魂を揺さぶり起こしていく……という内容なのだが、とにかく力強く、そして馬鹿馬鹿しくて面白い。渡辺保裕の骨太な絵柄と力技で見せる演出、下らなすぎな内容のミスマッチがたまらない。料理喰らって感動する土方連中のノリも実に良い。あと解説役のおっちゃん土方も「ユーアーマーベラスドカ!!」「エブリバディフレンドリーランチ…」とか、アヤしすぎるカタコト英語を意味なく駆使してて、お話に笑いを添えてくれる。最近の渡辺保裕のこの手の漫画はすごく面白いんで、こっちの方向で単行本出るまでやってほしいなあ。

 No.37では作:伊月慶吾+画:叶精作「堕悪」が新連載。正義感あふれる若手刑事である主人公が、さまざまな悪と対決していくという感じの刑事モノ。さすがの安定感ある作風で、まずは順当な滑り出しといった感じかな。

 No.38。土山しげる「喰いしん坊!」。いよいよ勝負は本番か……と思ったら、なんだか思いもよらぬ展開に。こんなんでいいんですかね。まああのキャラを負けさせられる方法が思いつかなかったのかもしれないけど、ここまで引っ張っといてそれは……という感はやはり否めないものがある。あまり大喰い能力とは関係ないオチだったし。これはぜひ再戦を希望したい。

【雑誌】MUJIN 10月号 ティーアイネット B5平 [Amzn]

 養酒オヘペ「田舎の幼なじみ」。タイトルそのまんまの内容。主人公が田舎に戻ってきて、幼なじみの女の子と遊んでるうちにエッチに突入……という内容。真っ黒に日焼けして元気いっぱい、健康的な幼なじみっ娘が見ていてなかなか楽しかった。開けっぴろげな感で屈託ないところが魅力。

 くりつよしひろ「聖龍院先生を絶対守ってみせますっ!!」は、超天然な担任女教師を守るために、彼女に恋する学級委員長(女子)が頑張るというお話。ドタバタしたコメディ系のノリがなんだか楽しい作品。それでいながらエロシーンもけっこう濃厚だったりはする。あとはしらんたかし「ハハワカガエリ2」の滑らかな絵柄も良いです。ちなみに内容は人妻ネタだけど、タイトルどおり若返っているので体型は少女。


9/6(木)……玄米大戦

【雑誌】モーニング 9/20 No.40 講談社 B5中

【雑誌】モーニング 9/27 No.41 講談社 B5中

【雑誌】モーニング 10/4 No.42 講談社 B5中

 作:綱本将也+画:ツジトモ「GIANT KILLING」。これまでヒネてたDF2人もようやく達海の真意に気づき、いよいよチームが一丸となって闘える体制が整ってきた。そろそろ快進撃が始まりそうな感じでワクワクする。ただサポーター連中は結果が伴わないため爆発寸前。チーム作りはいろいろ難しいですなあ。まあそれだけに、勝ち星が続くようになったらすごく燃えるだろうけれども。その気配はぷんぷん漂っている。

 塀内夏子「イカロスの山」はNo.42で最終回。下山してから、奥さんの愛の行方をめぐるメロドラマが展開されて、最後は3人がそれぞれの結論を出して決着。三上、物分かり良すぎ。物語全般としては、登山シーンとかも盛り上がったし、全般的にウェットすぎるきらいはあったものの面白く読めた。塀内夏子はここ数作、ちょい不調気味な感があったけど、今回は久々に調子良かったなと思う。

 福満しげゆき「僕の小規模な生活」は、慣れないメジャー連載ながら頑張ってるなあというのがひしひし伝わってくる。編集さんの態度とか、パーティのときの振る舞いとか、いちいち不慣れっぽいところがはたから見てると楽しい。あと福満しげゆきのときにシビアなモノの見方もなんだか面白い。妻の行動ももちろん楽しい。

 No.41から始まった、岡野玲子の新シリーズ「イオンナ」はなんだかすごく詩的というか感覚的というか。漫画としてはパッと見だと「なんかよく分かんねーや」という感じではある。「陰陽師」の途中あたりから岡野玲子作品はどんどん敷居が高くなってますなあ。

【雑誌】ヤングサンデー 9/20 No.40 小学館 B5中

【雑誌】ヤングサンデー 9/27 No.41 小学館 B5中

【雑誌】ヤングサンデー 10/4 No.42 小学館 B5中

 No.40から始まった大谷じろうの新連載「美晴ライジング」はソフトボールもの。東京に出てきて大手スーパーに就職した女の子・天野美晴が、その会社のソフトボール部に入って頂点を目指すという漫画。いちおう熱血女子ソフトものになりそうだが、随所で下着シーンやパンチラ、シャワーシーンなどを入れてサービスしまくってくるところがいかにも大谷じろうらしい。まあ、大谷じろうの描く女の子もけっこう良かったりはするので、サービスシーン自体はあって困ることはないです。

 北崎拓「さくらんぼシンドローム」。阿川をめぐってデパートの女の子たちも攻勢をかけるようになってきて、ずいぶん混戦模様に。うーむ、モテモテですなあ。これからも、彼をめぐる女の争いはどんどんこじれていきそう。女関係だけでなく、仕事方面でもトラブルが出てきているし。

 No.41から、佐藤周一郎「スシ王子!劇画版」(原案:堤幸彦)が連載開始。かなりハッチャけた出だしではあるけど、奇を衒いすぎな感もあり。面白くなるかどうかはよく分からんけど、どうせやるならハジケまくってほしい。

【雑誌】ヤングジャンプ 9/20 No.40 集英社 B5中

【雑誌】ヤングジャンプ 9/27 No.41 集英社 B5中

【雑誌】ヤングジャンプ 10/4 No.42 集英社 B5中

 柴田ヨクサル「ハチワンダイバー」は、斬野の師匠が圧倒的な力押しの将棋を見せている。実際に読んでいるほうも圧迫感を受け、息苦しくなってくるような描写で、緊張感たっぷり。なおNo.41で連載50回だったそうです。もうそんなに経つのか。

 甲斐谷忍「LIAR GAME」。密輸ゲームはわりとあっさり決着しちゃったかなーという印象。No.42でタネ明かし。そんなにうまく行っちゃうもんですかのう、などと思ったりするけど、まあどんでん返しの鮮やかさがキモな作品なんでこのくらいやってこそって感じかな。

 No.40、山口かつみ「MotoGPライダー 中野真矢物語」は、MotoGP直前の応援企画として掲載の読切。山口かつみはこの手の実録ストーリーうまいですね。もちろんフィクションのほうでもすごく達者な人だけど。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 9/20 No.41 秋田書店 B5平

【雑誌】週刊少年チャンピオン 9/27 No.42 秋田書店 B5平

【雑誌】週刊少年チャンピオン 10/4 No.43 秋田書店 B5平

 作:青山広美+画:山根和俊「GAMBLE FISH」は絶好調ですな。なんだかもうすごくノリがいい。阿鼻谷先生はこれ以上はないってくらいの悪役ぶりで大活躍だし、彼が学園地下に幽閉している「阿鼻谷ゼミ」と呼ばれる生徒たちの群れも悪鬼かなんかみたい。そのほか名もなき女生徒のパンチラとか。なお今度の勝負は3人一組の団体戦になるとのこと。で、吐夢以外の二人のうち、一人はマジシャンねーちゃんで早々に確定。と思ったら3人め選びでトラブルが。吐夢くんの女殺しっぷりがスゴいです。個人的にはキノコ君にやらせてほしいような気はするけど。「阿鼻谷ゼミ」のイラストなぞ見るに、独特のセンスを感じる。

 梅田阿比「フルセット!」。なんか次の相手はけっこうバカっぽいなあ……。バレーボールでヒーローの座を狙う、妙なノリのあんちゃんが登場。ちょっと愉快な試合になるかも。入谷くんと、セッターねえちゃんがわりといいムードなのも見逃せない。あ、すごく下らないことだけど、No.43で主人公・入谷くんがボールにダッシュする場面の足音が「とてて」だったのはちょっと笑った。ほのぼの感ありすぎ。

 No.42で板垣恵介「ピクル」が終わり、No.43で「範馬刃牙」再開。あーそう来ましたかという感じですな。あとNo.41から、月刊少年チャンピオン連載のみなもと悠「明日のよいち!」がゲストとしてお試し掲載。No.43では作:高橋葉介+画:近藤豪志「私は加護女」が最終回となっている。

【雑誌】ビッグコミックオリジナル 9/20 No.18 小学館 B5中

【雑誌】ビッグコミックオリジナル 10/5 No.19 小学館 B5中

 No.18で魚戸おさむの新連載「玄米せんせいの弁当箱」(脚本:北原雅紀)がスタート。ちょっと変わり者の新任農学部教授・結城玄米が、食に関する知識を、実践を通して抗議していくという内容。初回はぬか床の作り方から始めているところから見ると、発酵関連の内容がわりと多くなるかな?……と思ったが、No.19は畑作りのお話なので、農業全般+食って感じですかね。

 石塚真一「岳」。No.18では以前やって山で死亡した父を強く慕っていた少年の後日談。この作品でこういう後日談的ストーリーをやるのは珍しいかな。三歩がしっかりと少年の支えとなっていて、改めて頼もしく映った。あとこの少年もなかなか芯が強くていいお子さんだなあとしみじみ。No.19のほうでは巻頭カラー。着々とオリジナルの看板作品になってきているし、編集部側もそうするべくプッシュしてるみたいですね。

【雑誌】花とゆめ 9/20 No.19 白泉社 B5平

【雑誌】花とゆめ 10/5 No.20 白泉社 B5平

 No.19で読切シリーズ、卯花なぎ「ヤンキー銭湯を夜露死苦。」が再登場。すごくかわいい銭湯の家の息子さん・清と、彼に一目惚れしてしまった重度のショタコンのヤンキー姉ちゃん・ハルナのドタバタラブコメ。煩悩丸出しにしてエネルギッシュに突っ走るハルナの姿が面白おかしいし、絵的にも上々。何よりそれぞれのキャラがかわいく、魅力的に描けているのがイイ。けっこう勢いあって好きなシリーズです。

 No.20では、松月滉「幸福喫茶3丁目」が連載50回め。今回は安倍川草が完全に主役という感じで、なんとも甘ずっぱ〜い展開。潤を目の前にして真っ赤になってうろたえまくる。この作品の楽しさは、潤の笑顔に加えて、男連中のメロメロっぷりや身悶えっぷりをニヤニヤ観賞することにありますな。


9/5(水)……倒幕派おでん

【雑誌】コミックフラッパー 10月号 メディアファクトリー B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan

 竹本泉「さくらの境」。ふたちゃんが生徒会から引退。それによって公私の別がまったくなくなり、ささちゃんへの甘えっぱなし状態がさらに加速……といったお話。本当にこの娘さんは、回を重ねるごとにぐにゃんぐにゃんになっておりますなあ。普段はキリッとした美少女という設定なのを忘れてしまうくらい。最初はツンデレくらいだったのが、今ではデレデレを通り越して、でろでろといいますか。

 新谷かおる「クリスティ・ハイテンション」。ホームズのおじさんに推理で先を行かれて地団駄を踏んでいるクリスティがとてもかわいいなあ。いつもは見せないような不安げな表情とかもいい感じだし。中村嘉宏「オーバーマンキングゲイナー」は、ゲイナー君とサラのキスシーンが良かった……んだけど、例によって仕上げ前段階での掲載なのが残念だー。

 読切、多田乃伸明「ヒキコモリヘッドホンガール」。タイトルどおり、いつもヘッドホンをつけてて周囲の人たちと関係を持とうとしない少女が主人公。そんな彼女の前に、ある日不思議な少年が現れ、その閉ざされた心を開いていく……という感じのお話。線がきれいで品が良く、好感の持てる絵柄。お話のほうも爽やかで後味が良く、面白く読めた。ちょっと見せ場シーンとかで、女の子の顔が男の子っぽく見えちゃうところが多かったので、そこは改善ポイントか。全般的に筋は良い人だと思うので、ぜひ再登場も期待したい。

【雑誌】週刊少年サンデー 9/19 No.40 小学館 B5平

【雑誌】週刊少年サンデー 9/26 No.41 小学館 B5平

【雑誌】週刊少年サンデー 10/3 No.42 小学館 B5平

 雷句誠「金色のガッシュ!」。No.40〜41は、最近の展開からしてこうなるだろうなあと分かっていたこととはいえ、やっぱり泣かせる。物語の構造上仕方ないとはいえ、だんだん寂しくなりますな。寒川一之「ゴールデンエイジ」は東神学園戦が決着。なかなか見どころの多い試合で面白く読めた。唯だけでなく、浦田、ナリア、近江やその他のチームメイトも含めてチーム全体をきっちり描いている点に好感が持てる。派手ではないけど描写が丁寧なところが持ち味。ここらへんはサンデーらしいっちゃサンデーらしいですな。

 畑健二郎「ハヤテのごとく!」は、西沢さんと決着をつけんと、ヒナギクが話し合いを持ちかける。恋愛方面でちょいと煮詰めていく感じですかね。どっちもいいキャラだけに、ホントに振るい落とされることになったら惜しいことではありますが。あと井上和郎「あいこら」は、つばめ先生が落ち着きそうな気配。まあ大人ってこともあり、ハチベエをめぐる恋愛模様には終始一歩距離を置いていたキャラだけに、ここらへんは当然といえば当然の成り行き。そのうち桐乃あたりも決着つけてく感じですかね。キャラ薄めだし。

【雑誌】週刊少年マガジン 9/19 No.40 講談社 B5平

【雑誌】週刊少年マガジン 9/26 No.41 講談社 B5平

【雑誌】週刊少年マガジン 10/3 No.42 講談社 B5平

 No.40から福本伸行「賭博覇王伝ゼロ」が開始。主人公・零とその仲間は、最初は「義賊」を気取っていた少年たち。振り込め詐欺をやっていたヤクザから金をだまし取り、被害者に返すといったことをしていたのだが、結局はヤクザにつかまり窮地に陥る。しかし、日本の黒幕的な資産家・在全無量の気まぐれによって九死に一生を得て、そのまま命賭けのギャンブル勝負に挑まされることになる……という出だし。まあカイジとかと似たような展開ではあるけど、それだけに手慣れたもので、ツカミはバッチリ。強力な言葉と、これまた強力なハッタリのギミックで、最初から読者の心をわしづかみにして物語に引きずり込む。この剛腕ぶりはさすが。先が楽しみです。

 瀬上あきら「キス★クラ」は最終回。最後はきれいにラブラブでハッピーエンド。もう少しラブコメ的な部分は見たかったところではあったけど……。やっぱスケート部分がもう一つ弱かったですかねえ。主要な部分ではあったものの、スケートのアクション部分でのカタルシスはあんまりなかったんで。シンプルに、平凡な少年と異国のお姫様のラブストーリーとかのほうが、作者の持ち味が出たのかもしれない。

 No.42では「涼風」最終回がついに最終回。少年誌としては異例のできちゃった婚によるエンドという展開にはビックリさせられたが、最後は爽やかにまとめた。陸上方面を盛り上げていくというアプローチもあったかもしれないけど、あんまりやると恋愛物語がメインという軸の部分がブレちゃうんで、これはこれで良かったのかも。あと下世話な話だが、「ちゃんと避妊しないでやると、やっぱこうなるよ」というのを少年読者層に知らしめるといった意義は、副産物としてあったかもしれない(この漫画でそれをやるべきかというのは置いとくとして)。

 森川ジョージ「はじめの一歩」はゲドー戦が決着しそうな気配。個人的には、こういう個性的な食わせ者キャラはわりと好きです。これはこれで、プロフェッショナルって感じがしていい。

【雑誌】桃姫 10月号 富士美出版 B5平 [Amzn]

 瀬奈陽太郎「センパイ回想録」。やっぱこのシリーズは面白いな。美人でしっかり者のセンパイ女子・鈴香さんと、調子のイイ後輩・小林。これまでラブラブバカップルとして数々の恥ずかしいプレイを披露してきた二人だが、今回は二人が出会ったころのエピソード。まだ小林が調子に乗ってなくて初々しいころの物語が、楽しく、かつエッチもしっかり入れて語られておりいい雰囲気だった。瀬奈陽太郎のお休みもあって、なかなか単行本にまとまらなかったこのシリーズだけど、ついに今冬に単行本発売が決定したようで喜ばしい。

 Dr.P「スッキリさせてよ!2」。幼なじみカップルのラブラブストーリー。態度は乱暴だけど彼氏にベタボレなヒロインさんがなかなかかわいい。肉付きはいいけど微乳な体型もほのぼのポイント。内々けやき「姉よ、姉よ!」。普段から姉に対して好きだ好きだと求愛していた弟にほだされて、ついに姉が彼を受け入れる……という姉モノ。暖かい絵柄で姉弟のキャラ、とくに元気な姉を微笑ましく描いている。ラブコメ的にもなかなか楽しい。

 景えんじ「それでも僕らは…」は4回めで最終回。少子化対策のため、学生同士での子作り、というかセックスがカリキュラムとなっている時代に生まれた少年少女の恋愛ストーリー。主人公男子と、それぞれに彼を慕う女の子3人が無事結ばれてハッピーエンド。典型的な美少女タイプ、めがねっ娘、背が高くて不器用な女の子の3人だったが、個人的には背の高いツンデレさんがとくに好み。お話としても爽やかな青春ラブストーリーに仕上がっていて、読んでて楽しかったし後味も良好だった。やっぱりこの人の作品は好きだなあ。


9/4(火)……鉄隠し

▼変則更新中。今回は火曜発売雑誌。9/4、11、18の3週間分のアクション、チャージ、漫画サンデー、ガンボです。

【雑誌】漫画アクション 9/18 No.18 双葉社 B5中

【雑誌】漫画アクション 10/2 No.19 双葉社 B5中

 武富健治「鈴木先生」は、No.18〜19で中出しをめぐる議論編がいちおう一段落。いやー、今回のエピソードはものすごく濃く、そして理屈っぽかったー。ここまでぶっちゃけた自分の主義主張を語りきる鈴木先生に惚れたけど、それに加えて感心したのが生徒たち。「お前ら、案外頭いいな」と。ちゃんと鈴木先生の長口上につき合ってるし、それなりに自分たちも考えてるし。さすが鈴木先生が選んで集め、鍛えてきただけのことはありますな!(クラス外の人もいるけど) まあそんなわけで、いろんな意味でニヤニヤさせられまくったエピソードだったが、この後のヒキも面白そう。相変わらず凄い迫力ある作品。

 No.19では、国友やすゆき「新・幸せの時間」が巻頭カラーでいきなりしょうもない。取引先の女社長が、裸になって牧原にあそこを押しつけ、クンニを要求。流されるまま中出ししちゃおうとする牧原には、ぜひ鈴木先生の教育的指導をお願いしたい。本そういち「零戦少女」は2話めだけど、ますます狙ってるな〜。かわいい女の子が零戦を操縦するという漫画だけど、彼女が操縦桿を握り、小さな手をくいくい動かすシーンはどうしても余計なものを想像させる。あと今回はスク水とか、ヒロインのライバルっぽいツンデレデコ娘系お嬢様も登場してきたし。本そういちの萌えパワーは何気に油断できない。

【雑誌】コミックチャージ 9/18 No.12 角川書店 B5中 [Amzn]

【雑誌】コミックチャージ 10/2 No.13 角川書店 B5中 [Amzn]

 高田靖彦「HOVER!」。バレーボール部が強くなろうとする過程で、だんだん人間関係にも変化が。ポジションをめぐる争いも活発化してきて、じょじょに面白くなっている。なかなかチームは強くならないけど、じっくり描いてて読みごたえはある。まあもう少しぺース早めでもいいかなあって気もしないではないですが。

 No.13から、吾妻ひでお「地を這う魚」が掲載開始。これまでは1〜3話が「コミック新現実」、4話が「新現実」に掲載された、吾妻ひでおの青春ストーリー。主に吾妻ひでおが漫画家として駆け出しだった若き日の出来事が描かれている。ここまでの話は読んでないけど、飄々とした味のある描写がいかにもこの人らしくて面白い。

【雑誌】漫画サンデー 9/18 No.35 実業之日本社 B5中

【雑誌】漫画サンデー 9/25 No.36 実業之日本社 B5中

【雑誌】漫画サンデー 10/2 No.37 実業之日本社 B5中

 作:みね武+画:倉科遼「艶恋師 放浪編」は、菊之介に恋する舞妓の琴乃がヤクザにとっつかまってピーンチ!というくだり。この3号はあんまりお話は進んでなくて、菊之介の竿師業も控えめ。

 No.35では法田恵のゲスト読切「街なかのオアシス」。あまり流行ってない街中の喫茶店の女性店主と、そこの常連さんになった青年が一時の関係を持つ……という内容。ヒロインの女性店主さんが、なかなかこなれた感じのええ女ぶりを発揮しててわりと好みだった。No.36では、森本サンゴ「噺家の女房」のいつもながらの枯れた作風が好印象。まとまりが良くて人情味があって、きっちり完成された世界を構築しており、読んでいると落ち着く。

【雑誌】コミック・ガンボ 9/4 No.34 デジマ B5中

【雑誌】コミック・ガンボ 9/11 No.35 デジマ B5中

【雑誌】コミック・ガンボ 9/18 No.36 デジマ B5中

 3号共通した項目だと、画:はまのらま+作:どいーん+原案:林家木久扇「昭和バカ囃子 林家木久扇物語」の安定感が目立つ。落語家の青春ストーリーとして読めるだけでなく、戦後の東京の変わっていくさまなんかもしっかり描いてるし、漫画としても落ち着いててよくできてると思う。なお、ご本人は林家木久扇を襲名したそうで(これまでは木久蔵)、それに合わせてNo.36から作品タイトルも変更。

 No.34、36掲載の画:黒岩よしひろ+作:上野毛あさみ「ステージガールズ」は、お笑いコンテストのマゼコン編が進んで来て、だいぶお話的にも盛り上がりつつある。シゲ、カメの主要キャラ2人以外にも、レナやカメの相方ねーちゃんら、サブキャラが動き出してきてるのがええ感じです。No.34掲載の柊ゆたか「PAILO」は、ある戦闘機乗りの青年と伝書鳩のパイロの絆を描いたファンタジーストーリー。強弱を効かせたタッチに独特の風情がある。

 No.35では、原作:本田透で新連載「喪男の哲学史」が開始。1回めは顔出しといった感じ。で、作画は咲良が担当。本編の絵柄は全然違うんだけど、表紙に描かれてるろりぷにした萌えキャラのイラスト(ガンボHPの紹介ページ)が、なんか妙に「まなびストレート!」漫画版のたあたんちぇっくみたいなタッチなんだよな……。なんか関係あるんだろうか。あとコミックメガGOLDで「調教ちゃん」描いていた咲良は同一人物なのかな?

 路みちる「ぼうえいえにっき」は相変わらずキャラがかわいくてほのぼのします。ツンデレおさななじみのマフユちゃんがいいなあ。タコ娘ナツミ、保育園のホヅミ先生もいいけど。


9/3(月)……振れない船体

▼変則更新中なので日記日付は気にせんといてください。今回は月曜発売週刊3誌の9/3、9/10、9/15発売分と、9/3分のCOMIC XO。それにしてもこのまとめ書きスタイルは楽だな……。

【雑誌】ヤングマガジン 9/17 No.40 講談社 B5中

【雑誌】ヤングマガジン 9/24 No.41 講談社 B5中

【雑誌】ヤングマガジン 10/1 No.42 講談社 B5中

 宮下英樹「センゴク」。最近は浅井長政のいい男っぷりが光る。剛直で一本気、信義に篤く情にもろいその心根の美しさに惚れるものがある。あと彼の妻だったお市の方もええ女っぷりですな。阿部秀司「エリートヤンキー三郎」では、河井が地元テレビ局でタレントとして登用されて見る見る調子に乗っていく……というお話をやってて、なんか下らなくて笑ってしまった。パクリだけでのし上がっていく、河井の図々しい活躍が面白い。やはりこの作品は河井あってこそ。

 No.41では地下沢中也「パパと踊ろう」の特別版が掲載。ふっ子が成長して嫁に行くさいのエピソードを描いている。大人になってもしょうもないことをやってる、パパ&兄妹だけどやっぱりこの3人の活躍は見てて楽しい。平本アキラ「アゴなしゲンとオレ物語」は、No.42掲載の2本のビールを3人で分ける方法をめぐってモメるエピソードがすごく下らなくて笑ってしまった。見せ方がうまいですねえ。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 9/17 No.40 小学館 B5中

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 9/24 No.41 小学館 B5中

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 10/1 No.42 小学館 B5中

 No.40では冬目景の読切「ももんち」が掲載。今後はシリーズ化するとのこと。美大予備校通いの女の子・ももの生活を、ほのぼの描いていく青春ストーリー。ももは浪人生だけどあんまりあくせくした感じではなく、ちんまりした体から周囲もほのぼのするような穏やかな雰囲気を漂わせていて、なんともかわいらしい。そんな彼女にもちょっと気になる男子が出現するが……ってな状態。ゆったり読める楽しいお話になりそうな気配。次回は冬登場予定とのこと。

 花沢健吾「ボーイズ・オン・ザ・ランでは、ハナが人妻であることをにわかに意識してしまった田西が交際に尻込み中。そんな折も折、ハナはヌードモデルとしての出張先で、思わぬ女に出会う……といった感じ。これはまた人間関係がゴタゴタしそうで面白くなってきた。小田扉「団地ともお」はNo.41でともお一家が海で遭難して、無人島生活をするエピソードが妙にダイナミックで面白かった。家族がみんなやけにたくましくて笑えた。

 作:小松左京+画:一色登希彦「日本沈没」はA計画の引き起こすであろう災害阻止のため、小野寺らが奔走。すでに自らの命を投げ出すことを決意した小野寺だが、玲子との再開がその心を揺さぶり……という展開。事件の大きさ、それから人間模様とも、相変わらず読みごたえがすごくある。作:雁屋哲+画:花咲アキラ「美味しんぼ」はNo.42で青森編決着。今回は究極が押した展開だったが、最後に雄山が比類なきツンデレぶりを見せつけ、美味しいところを根こそぎ持っていった感がある。さすがの美味しんぼぶりである。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 9/17 No.40 集英社 B5平

【雑誌】週刊少年ジャンプ 9/24 No.41 集英社 B5平

【雑誌】週刊少年ジャンプ 10/1 No.42 集英社 B5平

 作:稲垣理一郎+画:村田雄介「アイシールド21」は、試合を前にしてヒル魔たち上級生3人組の過去にスポットライトを当てるエピソードを展開。それぞれのちょい幼いころの姿が見られてわりと新鮮ではあったが、ヒル魔以外はあんまり外見的には変わってないか……。叶恭弘「エム×ゼロ」はNo.42で観月さんが復活。やはりこの娘さんが出てくると、ラブコメ度がもりっと高まりますな。画:矢吹健太郎+脚本:長谷見紗貴「ToLOVEる」は3号とも水着or裸だったので、さすがに華やかでしたな。田中靖規「瞳のカトブレパス」はNo.40で最終回。

 No.40掲載の読切KAITO「不恋愛戦隊ハヤタ★ジョー」は、恋愛をぶっ壊そうと活躍するレンジャー姿のヘンな人・ハヤタが、学校で大暴れという内容。とかいいつつ不埒な奴をやっつけたり、結果的に恋愛をアシストしそうな面も見られる。わりと絵は達者だし、サービスシーンも多めでまずまずといったところ。

 No.41掲載の濱田浩輔「CLUTCH」はバスケ漫画。中学校ではずっと補欠だったバスケ少年が、ものすごい名門校から突然引き抜きを受ける。それは彼の特異な才能がお金持ちお嬢様の目に止まったからなのだが……という感じ。元気の良さは悪くないし、絵もまずまずだけど、この能力だけで引き抜かれるかなあとか思ってしまったりもした。この設定だと、「なぜお嬢様が彼に目をつけたのか」という部分と、「その能力による効果」の部分でもう一段の説得力が欲しい。

 No.42掲載の宮本和也「ドラキュラ君と天使さん」。人間の血を求めて日本に降り立った吸血鬼のブラドと、女子高生のマリアが、ドタバタやった末、お互い引かれ合うようになる……という恋愛コメディ。絵柄的にはもう一つこなれていないものの、爽やかかつ甘めに締めくくられたお話の読後感はまあまあ良好。絵的にこなれてきて、キャラの魅力がもう少し出てくれば……ってとこかな。

【雑誌】COMIC XO 10月号 オークス A5平 [Amzn][定期購読:7andyicon

 命わずか「すぽ魂!」がわりといいかな。教師である主人公に、彼のことを好いてる女生徒と、美少女にしか見えない弟が、スク水姿で迫ってくるといった内容。滑らかな触感が気持ち良く、柔らかそうで量感たっぷりの乳、ぶちゅぶちゅした感じの包茎ちんぽの描写なども特徴的。明るくてノリの良い一作だし、弟のほうはこれからもいろいろいじりがりがありそう。


9/1(土)9/2(日)……真テラバイトとイバラ天使

▼すでに書きましたが、更新遅滞をなんとかフォローしていくため、9月分の日記はしばらく変則的なスタイルで更新していくことにします。具体的には、「日記の日付に関係なく、同じ雑誌については複数号分まとめて感想書いちゃう」というものです。この方式だと、すでに出ている号の情報についても織り込めるし、自分としてもまとめて書いちゃったほうが楽なんで、多少現実の日付に追いつきやすくなるかなとか思いまして。

 というわけで日記の日付は、変則的な更新が続く間は便宜的なものでしかなくなりますので、ご承知おきください。で、さっそく本日は近代麻雀とビジネスジャンプの9/1発売分と9/15発売分から。

【雑誌】近代麻雀 10/1 竹書房 B5中

【雑誌】近代麻雀 10/15 竹書房 B5中

 10/1号で始まった作:朽葉狂介+画:原恵一郎の新連載「樹海 麻雀漂流記」。雀荘のメンバーとしてくすぶっていた潔癖な青年・樹が、その雀荘の店長がヤバい世界と通じていたことを目撃してしまい、闇の世界に引きずり込まれる……ってな感じかな。2話読んだ段階ではまだどうなるかよく分からないけど、とりあえずおどろおどろしいムードはある。原作も朽葉狂介だけに、今後は思いきった展開を期待したい。

 前田治郎「ナグモ」は、ナグモがヤクザ男・テツの元へ戻り、博打島に対して勝負を挑むことを決意。なんか今度はビートたけしみたいな顔のおっさんも、お話に深くからんできそう。けっこう読みごたえも出てきましたな。押川雲太朗「リスキーエッジ」は、吉岡とロバートの緊張感のある勝負が続いてて面白い。ただ10/15号の最後のページの柱で「次号決着!!」と書いちゃうのはどうかなあと思った。次号で決着っていわれるとある程度展開が読めちゃうんで。

 あと10/15号では、作:平井りゅうじ+画:戸田邦和「真テラバイト」が、相変わらず勝負の成り行きとは無関係に、囚われボンデージねーちゃんの股間アップやってて笑ってしまった。ええ塩梅のデスエロスっぷりです。キャラの油切った表情も味。

【雑誌】ビジネスジャンプ 9/15 No.19 集英社 B5中

【雑誌】ビジネスジャンプ 10/1 No.20 集英社 B5中

 No.19では弓月光の読切シリーズ「めたボリカ」が掲載。セックスによるダイエットを目指して主人公にとりついた夢魔の女の子が、主人公に惚れてしまって……という状況で描かれるドタバタエロコメ。軽いノリで肩が凝らずに楽しめる作品。きっちりまとめてあって手堅い。

 No.20では、栗原正尚の新連載「怨み屋本舗 巣来間風介」が連載開始。怨み屋本舗の横浜支店のメンバーであり、元マジシャン、昼は公務員で夜は怨み屋をやっている変わり種、巣来間風介の活躍を描く。主人公がマジックを使うということで、見せ場シーンはより派手になるかな。十二月田とかがあまり出てこなくなっちゃいそうなのは寂しいところではあるが、まあとりあえず安定して行きそうな感じではある。東元「赤い部屋 双生児」は、江戸川乱歩の同名小説をコミカライズした作品。江戸川乱歩作品の東元によるコミカライズはBJ魂でもやっていたけど、やはり東元の画風は江戸川乱歩世界によくマッチします。

 このほか2号ともに共通したことだが、村生ミオ「現代人妻図鑑」は相変わらずとっても下らない。比喩表現の馬鹿馬鹿しさが毎回圧巻。この人の恥じらいのなさは凄い領域に達してきていると思う。

【雑誌】ポプリクラブ 10月号 マックス B5中 [Amzn]

 ヤスイリオスケ「ちょっとくらい腐ってるのが美味いんですよ?」は6話め。主人公・井川とそのカノジョである腐女子・矢野さんの間に、幼なじみの福原さんが割り込んで来て男1女2のハーレム状態となっているラブコメ。今回は矢野さんがいない間に福原さんが攻勢をかけて、映画館デート&そのままエッチ。ツンツンデレデレしまくりの福原さんがたいへん良いです。おっぱいもいつもながらつやつやでむっちり実ってるし、普段の強気な態度とエロシーンでの甘えた姿のギャップも見てて楽しい。ラブラブで面白いですのう。

 中年「なつのかんさつにっき」。この人は毎回いい。今回はお互い好きすぎる幼なじみ少年少女のお話。主人公男子は昔から彼女の言動を書きためたノートを作っていたりするし、女の子のほうは主人公の幼いころの言葉を真に受けてずっと髪を伸ばし続けていた……といった具合。両方ともやりすぎなんだけど、お話としてはけっこう微笑ましくまとめているところがうまい。ツンデレなヒロインさんも十分にかわいい。絵のほうはスッキリしてるけどし、適度なユルさや暖かみもある。また恋愛がらみの甘ったるさを描く表現にも独自の味があるし。単行本まだかなあ。

 天羽真理「台風の夜に」は姉モノで甘ったるし。ラブラブメロメロなおねいさんがしっかりかわいいし、実用面でもまずまず悪くない。由雅なおは「シチュエーション♥ラブ」は、汁気たっぷりでピチピチしてるのがいいですね。女の子の浴衣姿もベタではあるけどやはり見どころの一つ。吉川かば夫「愛棒」は、ヒロインの肉付きが豊かで良かったです。

 井ノ本リカ子「なついろ」。日焼けしようと、学校の屋上で女の子が水着姿で日光浴。それにつき合わされたカレシと屋外エッチ……というお話。他愛ない少年少女カップルの物語だけど、ヒロインさんの振る舞いが初々しくていいです。BENNY’S「オバケ出た!!」は夫婦のエッチを幼い息子さんが覗き見しちゃうという内容。でも息子さんには、夫婦が何やってるか分からないでオバケと勘違い。今回は10ページと短く、軽くて微笑ましい感じの作品。

【雑誌】コミックメガストアH 10月号 コアマガジン B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan

 甚六「in Season」。田舎の街で少年と少女がずっと一緒に過ごす夏休みの日々を描いたお話。別に何か特別なイベントがあるわけではないけれど、開放的な環境でエッチしまくる朗らかな二人の様子が好ましい。とくにラストシーン、彼女のほうの満ち足りた表情が印象的だった。彼と一緒にいられる時間を満喫している幸福感にあふれている。太っているってほどではないけど、ボリューム感のある体つきも健康的でええ感じです。

 武田弘光「レイカ式赤点克服術」は、スパルタ女教師と、彼女とナイショでつき合っているナヨナヨ男子生徒のエッチな課外授業といった内容。つい流されて勉強そっちのけでやりまくってしまう女教師さんがなかなかエッチ。上乃龍也「お願いっマネ−ジャー」は、頼み事されるといやとはいえない従順な女子マネさんと、運動部の面々がみんなで明るく楽しくリンカーン。ツヤツヤした肌の質感、それから仰山なちんこさんと、エロシーンは充実。物語的な深みとかはないけど、派手で使い勝手の良い一作。

 初登場、緑山「伊藤会長の憂鬱」。成績優秀眉目秀麗な完璧女子で、自分も常に完璧であろうとしている生徒会長女子が、カワイイルックスの生徒会書記の少年にいいようにされてるというお話。さんざん好きなようにされちゃってるのに、「自分が思い通りにしている」とむりやり思い込もうとしている様子を面白おかしく描いている。強がってるけど、実は重度のデレデレであるという様子がいいですな。

 鬼邪太郎「頼れる娘悪魔」は線がきれいでかわいい絵柄。丸みのある顔立ちのキャラたちはなかなかにキャッチー。槍衣七五三太「ワルな恋人」。幼なじみでいつもベタベタなバカップルの微笑ましい日常。主人公男子は硬派を気取っているけど、はたから見るとデレデレ。また彼女のほうも天然系。おめでたいカップルの模様がアホらしくて楽しいです。

 結城焔「じぇみに☆ぱにっく」。幼なじみの双子兄弟からどっちかを選べと迫られた女の子が、どっちも選べなくて結局3Pに突入というお話。お乳やらちんちんやらの描写に張りがあってエロっちい。久川ちん「放課後ナイトメア」は、クラスの地味女子とのなしくずしエッチ模様。地味女子の控えめなルックスがかわいらしい。あとオノメシン「なりきりメイドスケッチ」は、たっぷりしたおっぱいが巨乳好きにはたまらんです。欲をいえばパイズリシーンも欲しかったけど。この人の描くパイズリシーンはけっこう好きなんで……。


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